保険相談窓口の選び方
保険相談窓口とは?保険会社に相談するときとの違い
保険相談窓口とは、スタッフと相談しながら自分にあった保険を検討できる保険ショップのこと。ショッピングモールのなかに保険のお店が入っているのを見かけたことがある人も、多いのではないでしょうか。ほかにも自宅に訪問してくれるタイプもあり、気軽に保険の相談ができるサービスです。
保険相談窓口は、さまざまな保険会社の商品を取り扱っています。ひとつの保険会社に相談する場合は、その会社の商品のなかでしか検討できません。そのため、保険相談窓口のほうが選択肢の幅が広く、自分にあった保険に巡り合えるチャンスも大きいといえます。
相談は無料なのがスタンダード。保険のことを自分1人で決めるのはなかなか難しいもの。無料なら、ふと気になったタイミングで思い切って相談できるのでうれしいですよね。
保険相談窓口のタイプは?「自社スタッフ型」と「スタッフ派遣型」
保険相談窓口には「自社スタッフ型」と「スタッフ派遣型」の2つのタイプがあります。自社スタッフ型は、保険相談窓口に常駐しているスタッフがいるタイプ。店舗をかまえている相談窓口のスタッフを思い浮かべると分かりやすいでしょう。
スタッフ派遣型は、相談サービスに登録している代理店の営業スタッフが、予約に応じて派遣されるタイプ。訪問型で予約した際、近くにいるスタッフとマッチングできるイメージです。
保険相談窓口には、それぞれに特徴はあるものの、保険の相談はどちらも問題なく受けられます。保険相談窓口を選ぶ際は、タイプ以外にもさまざまなポイントがあるため、それらを加味したうえで、自分の生活スタイルにあうものを検討するようにしましょう。
保険相談窓口の選び方
ここからは、保険相談窓口を選ぶ際にチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
① オンライン?店舗?訪問?生活スタイルに合わせて面談方法で選ぶ
保険相談窓口を利用する際は、自分の生活スタイルにあった面談方法を選ぶのが大切。家事や仕事など日々の生活に忙しく、保険の相談をしたいと思っていてもなかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。ここでは、代表的な面談方法を紹介するので、ぜひ自分にあった方法を見つけてください。
気軽に相談したいなら「オンライン相談」。「密」を避けたい人にも嬉しい
気軽に保険相談をしたいなら「オンライン相談」ができるかチェック。オンラインなら店舗に行ったり、自宅に来てもらったりしなくてよいので、はじめてでも身構えずに利用できますよ。加えて、時間や場所を選ばないのもメリット。家事や仕事が忙しい人も、すきま時間でサクッと相談できるでしょう。
また、「密」を避けられるのもポイント。最近は人混みのなかに出るのも、なにかと不安がつきまといますよね。外出をできるだけしたくないと考えている人にも、ぴったりの相談方法だといえます。
相談する際には、事前にネットや電話で予約するのがスタンダード。オンライン相談だと、当日ふと相談したくなっても対応してもらうのは難しいケースがほとんどです。利用する際は、事前に日時だけはしっかりと予約するようにしましょう。
買い物や仕事帰りに相談するなら「店舗型」。家や職場から近いと便利
買い物のついでや仕事帰りに保険の相談をするなら「店舗型」がおすすめ。ショッピングモールや駅ビルのなかの店舗なら、ふらっと立ち寄って保険の話を聞けますよ。
予約はしておくとよいですが、しないまま来店してもOK。店舗型の魅力は予約していなくても、相談を受けてもらえる点です。
しっかり時間を決めて相談したい人は予約をしましょう。店舗が混雑している際も、予約があれば優先的に案内してもらえるのでスムーズな相談が可能です。また、ファイナンシャルプランナーなどの専門的な資格を持ったスタッフに相談できることもあります。
仕事や育児が忙しいなら「訪問型」も検討。家にいるだけでOK
仕事や育児が忙しく、なかなか外出できない人は「訪問型」をチェックしましょう。訪問型は事前に予約をして自宅やカフェで相談する方法。時間が取れない人や、小さな子どもがいて出かけるのが難しい人でも利用しやすいでしょう。
また、近くに保険相談窓口の店舗がない人にもおすすめ。保険の相談をしたいけれど車で店舗に行くのは一苦労といった人も、自宅で相談することが可能です。
ただしサービスによっては、対応エリアが決まっているケースがあるので、その点は予約前に確認するようにしましょう。
② 取り扱い保険会社数で選ぶ。検討したい保険に合わせて、生保会社と損保会社をそれぞれチェック
保険相談をする際は、窓口で取り扱いのある保険会社数をチェック。保険相談窓口の魅力の1つは、さまざまな保険会社・保険商品の見積もりを比較検討できること。取り扱っている保険会社が多ければ選択肢が広がり、より自分にあった保険を見つけられることでしょう。
医療保険や生命保険を検討したい人は、生保会社の取り扱い数に注目。「10社以上」を目安に
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医療保険や生命保険など、自分・家族の身体の保険を検討するなら生命保険会社の取り扱い数に注目。がん保険・特定疾病保険などは第三分野の保険と呼ばれますが、これらは生命保険とあわせて検討するのが一般的。そのため入院や万が一の際に備えるなら、生命保険会社数がポイントといえます。
取り扱っている生保会社の数をチェックする際、10社以上を目安にするとよいですよ。20社・30社と多く取り扱っているほうがよいですが、そうした相談窓口は限られてしまい、相談先の選択肢を狭めてしまう恐れがあります。そのため、まずは10社ほどを見比べられれば十分といえるでしょう。
保険相談窓口で相談する際には、複数の保険会社・保険商品で試算や設計書を作成してもらうのがおすすめです。生命保険会社は大手やネット系などタイプもさまざま。保障の内容と保険料のバランスを見て自分にぴったりの保険を探すのがよいですよ。
自動車保険や火災保険を考えたいなら損保会社の取り扱い数を確認。「5社以上」がベター
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自動車保険や火災保険など損害保険の加入を考えているなら、損害保険会社の取り扱い数を確認。ほかにも、旅行保険や自転車保険などさまざまな種類の保険を検討できます。
損保会社の取り扱い数は、5社以上が目安。10社・20社と見比べたいところですが、取り扱いの多い相談窓口は少ない傾向にあり、相談先の選択肢が限られてしまうでしょう。また損保会社のなかには、かなり専門的な商品を取り扱う会社も。そのため、まずは5社を目安にするのがよいですよ。
気になる保険会社があるなら、希望する保険の種類を取り扱っているか事前にチェックしておくのも手ですよ。保険の種類によっては、取り扱い商品がないケースも。ただし、もし取り扱いがなかったとしても、ほかの商品を見比べられるのが保険相談窓口の魅力といえます。
③ 保険の提案力も確認しよう。提案内容・口コミ・資格に注目
保険相談窓口スタッフの提案力も確認するのがおすすめ。所属しているスタッフの経験年数は、ひとつの目安になります。保険は長い期間付き合っていくため、提案された内容に納得を持てるかどうかも重要なポイントです。信頼感できるスタッフと、しっかり内容のすり合わせをしましょう。
また、サービスの口コミを事前に見てみるのも、雰囲気を掴むのに役立ちます。今回の検証では、保険相談窓口を利用したユーザーの満足度をアンケート調査しています。ぜひチェックしてくださいね。
なお、より専門的な相談をしたい人は、スタッフが持っている資格を参考にするのも手。販売成績が優秀なスタッフが持つ「MDRT」資格は、経験豊富なスタッフに相談したい人の目安になります。保険以外にも幅広い相談をしたいなら、「CFP」資格などに注目するのもよいでしょう。
④ 予約のしやすさも念のため確認。ネットと電話に対応しているとベター
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相談を検討する際は、予約のしやすさも一度チェックしておきましょう。予約はネットか電話で行うのが一般的。どちらにも対応しているところなら、予約も取りやすく便利です。
とくにオンライン相談や訪問型の相談を検討している人は、予約は必要なケースがほとんどなので、予約の期限もあわせて確認しておきましょう。また店舗型の利用を考えている人も、予約しておいたほうがスムーズに相談できるのでチェックしておくことをおすすめします。
⑤ アフターフォローの手厚さもチェック。全国展開の窓口が無難
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保険に加入したあとのことも考えて、アフターフォローの手厚さもチェック。全国展開している保険相談窓口なら、引越しても新たな最寄りの拠点に引き継いでもらえるので、スタッフが変わっても見直しの相談に乗ってもらえますよ。
また、同一店舗を利用する際もアフターフォローは重要といえます。保険は加入して終わりではありません。実際に保険金請求が必要な事故に遭ってしまったときには、保険相談窓口にも連絡をします。その際に、同じスタッフが対応してくれたら安心ですよね。
⑥ 特典・キャンペーンもチェック。無料相談でお米やお肉をもらえることも
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保険相談をする際には、特典やキャンペーンの内容をあわせてチェックするのもよいでしょう。無料相談をするだけで、お米やお肉などをもらえることがあります。
ただし、プレゼントの内容を中心に検討するのは避けるのが無難。相談を申し込む目的は、あくまで保険を検討するためであることを忘れないように注意しましょう。